c71は生きている

荒いまま思ったことをしがらみなく推敲しないで書く

レビュー【マンガ おはなし数学史】

 昨日はマンガおはなし数学史を読みました。

昨日今日とツイッターで紹介されていた本を読んでました。

 

 これは、数学史を完結にまとめた本です。

内容は簡潔ですが、概念が難しいところがあります。でも、読み飛ばしても意味が分かるようになっています。読み飛ばさず、きちんと読めば意味も分かります。

この本を読むと、「この考え方はどういうときに使えば有用なんだろう?」というな、数学を役に立てる場面を考えられるようになります。

また、数学史ですから、歴史の復習にもなります。

 

古い感じの絵柄が好印象です。お勉強マンガって感じの絵で私は好きです。

後半はトポロジーなど現代の数学についても書かれています。

 

私は子供のころ、どうして、1+1は2になるのか、時空をまたがる巨大な三角形の内角の和は180度にならないんじゃないかと思っていたのですが、それを大学に行ったときに数学者に質問できたことで、数学が好きになりました。

数学は親しみやすく、SFチックで夢がある学問です。誰でも普段から数学をしています。

子芋の煮っころがしを作ったときに一つだけ箸を指して、煮えているかどうかを確かめるのは、統計を利用しているなどの例示がわかりやすいです。

他の人にも数学を好きになってほしいなと思ってこの本を紹介します。

零の発見―数学の生い立ち (岩波新書)

零の発見―数学の生い立ち (岩波新書)

 

 この本もわかりやすくてよかったです。これは、大学の時の先生が勧めてくれた本です。女性の数学者の先生でした。教養の授業でその時にはトポロジーについて学びました。

私は、センター数学をサラサラ解けるわけではないですが、それでも数学が好きなのは、あの時の先生との出会いがあったからだと思います。

その先生は、若い頃には学問ができればそれでよかったし幸せだったけど今はお金も大事だったよねと微笑みながら話していました。教わることができて幸せでした。素敵な先生でした。お名前を失念したのが残念です。