c71は生きている

荒いまま思ったことをしがらみなく推敲しないで書く

えめめ終了、みっどりになった

えめめというかわいい言い方をしていたけど、とうとう緑はみっどりになった。ちょっと前はみもりだった。

 

帰ってくるときにドアの向こうでおしゃべりをしているのが聞こえるので、待っていると、「おかーり!おかーり!」と言いながら入ってくる。「くっくのくあ」と言って靴を脱ぐ。

しゃがんで両手を広げて待っていると、腕の中に飛び込んでくるので、抱きしめて汗ばんだ頭とほっぺにちゅーをする。前髪が汗でおでこにくっついている。頭からは梨みたいな匂いがする。

 

だっこして居間まで運ぶと、もういい、みたいな感じで押しのけられるので、食事の用意をしている間に、前掛けをして、椅子の上に自分で登って、「ととちゃん」と言ってトマトを催促する。トマトを期って渡すと「わーい、トトちゃん、だ」と言って喜んで何かいろいろおしゃべりする。ぴちぱちみたいな感じで。

 

今日は買ってきたおにぎりと唐揚げを上げた。お惣菜を買ってきたほうがよく食べる。たぶん味が濃いからなんだけど。

かかかり、ちょーらい、と言って、おにぎりの海苔の部分だけをかじって食べていた。

私たちは寿司を食べていたのだけど、そうしたら、「ちょうらい」と言って、寿司を見ているので、卵かなと思って聞くと、一応うなずくものの違う様子で、夫が膝の上に子供を置いたら、なんとイクラを食べた。ずいぶん前に口の中に入れたら吐き出していたのに。大事そうに一粒ずつつまんで食べていたのでスプーンに入れて食べさせたらたくさん食べた。

 

食べている最中に、口の中のものがいっぱいで食べ歩きをしていて、「ごちさま」と言って前掛けを取ってしまった。前は「ごっしゃま」だったのに、ここ三日くらいでかわってしまった。

パール風のビーズを張り付けた飾りを見つけて、「しゃぼんだ」と言い始めた。

食べ歩きは怒っても聞かないし、怒って食事を嫌いになったらもっと困るので、「食べるのが早くなったらね」「言葉がもっと辻合うようになったらね」という感じでまだ直せてない。

 

叱ると、にこっとして「気にしてないよ」「怒らないでね」みたいな感じでふるまうので罪悪感が生まれそんなに叱ってはいられない。わかってはいるみたいだし。

 

しゃぼんだと言っている間に、本当にシャボン玉がしたくなったらしく、食事中にもかかわらず一生懸命しゃぼんだ、しゃぼんだ、と言いながら靴下を履こうとしていたので、「外は暑いからやめよう。雨が降るかもしれないし」と言ったら窓を見ながら不思議そうな様子で、それでも「しゃぼんだ」と言っていた。根負けして、シャボン玉をするかと思って食事が終わってから準備をしていたら、嬉しそうに靴下をもって歩き回っていた。

 

夫は夕方からも仕事があるので出かけた。しゃぼん玉をしに行こうかと思っていたけれど、ボールプールのメッシュでできたプール部分をひっくり返してテントのようにして、中にクーピーとスケッチブックを入れてまゆ(マル)を描いていた。そして「てってんも」と言って、私も来るように言ってきた。

高さが50センチか60センチしかなくとても狭いのでかがんでも頭が当たってしまって苦しかった。そして、まゆや家族の絵を描くように強要された。

その間に、子どもは、次々にお気に入りのぬいぐるみをそのテントの中に詰め込んできた。息苦しいので、外に出ようとすると厳しく入るように促された。具体的にはテントの端っこを上げて入れるようにしてから私に被せてきた。

 

ぬいぐるみは、ぞうさん、ちゃーちゃん(うさぎちゃん)、ぱんさん(パンダさん)、ミッキー、黄色いカエル、うーたん×2、わんわん、ピングーだった。

一メートル四方くらいしかないので、ぎゅうぎゅう詰めで、私も自分を折りたたむような気持で息苦しさと蒸し暑さをこらえながらじっとしていた。しかし、じっとしているだけでは許されず、相変わらずまゆを描かされた。すごく楽しいみたいで、子どもはずっとおしゃべりをしていた。

突然、「いないいないばあ、みゆ」と言っていないいないばあを観ると言われたので布団を敷いて準備をした。しばらくそれを見ていたが、また「しゃぼんだ」と言い始めたので、シャボン玉をしに行くことにした。

「いいよ、いこうか」というと目を輝かせて、靴下を自分で履き(しゅったはく=靴下履く)、くっくも履いて(靴も履いて)、外に出た。

 

道路の隅っこでしゃぼん玉を吹いた。小さいしゃぼん玉がたくさんいっぺんにでると、「すっごいすっごいすっごい」と言ってくれ、大きいのが出ると、「おっきい」と言いながら人差し指でぱちんとつぶして「ぱちん」と言って喜んでいた。しゃぼん玉が飛んでいくのがあまりに嬉しかったようで、追いかけて走っている間に手にしたしゃぼん玉液がこぼれてしまっていた。

「おわっちゃったねーおしまいにしようか」というと「かぼしちゃった(こぼしちゃった)」と嘆いていた。だから、気を取り直させるために、近くでダリアが咲いているのを「お花咲いているよ」と言って見せたら、おはなと言って眺めていた。

 

マンホールのところに羽ありがいて、それを見つけて「ありしゃん、ぴょーんて」と言って教えてくれた。ありを見ると必ずしゃがみこんで、教えてくれる。

「ありしゃん、いっぱいね」とかも言う。なんだかすごく感心していた。

 

とことこ歩いていくと、塀の外側にこぼれるようにして生えていた朝顔があって、子どもはその葉っぱをちぎろうとした。「とれなーい」と言って悲しそうだった。おそらく野良の朝顔で誰が育てているわけでもなさそうな風情だったので、一枚とってあげたら「てってんも」というので、私にもちぎった。ようやく満足したらしく「葉っぱ、きれいね」と言って大事そうに持っていた。雨が降ってきたので、「帰ろう」というと「帰るのヤタ」と言って帰りたがらなかったのでだっこをした。

違う、こっち、と言って公園に行く方向を指し示すが、雨だから帰ろうと言って無理やり帰宅した。「あめめ、ふる、おうち帰る、ヤヤ」と言っていたが、今日はそこまで暴れなかった。

 玄関先でも、大事そうに葉っぱを持っていて「はっぱきれい」と言って見せてくれた。そして、私が持っているか、心配そうだったのでポケットに入れておいた葉っぱを出して子供に見せると安心した様子だった。

 

 

汗だくになったので入浴しようとしたが例によって「チャプヤヤ」と言って逃げて服を脱がしてくれなかった。「じゃあ、あわわは?」と言って入浴剤も使うよということを言ったら「あわわ、いい?」と言って寄ってきたので入浴した。

先に自分の髪を洗っていたら、シャワーのお湯がかからなくなり、見ると、子どもが一生懸命手を洗っていた。「てって、ピカピカ」と言って両手を広げてみせてくれた。

 

お風呂においてあるペットボトルで作ったコップやぞうさんじょうろで遊んでいるうちあったまって「こりこり」と言い、湯船の外を指さすので「あがるの?」というと「あーゆー」と言ったので上がった。

 

水で両手足を冷やしていたら「○○も」と言って両手を差し出すのでちょっとだけ手足にかけた。そうしたら「えへっへ」と言って笑っていた。

 

あがってから、ピングーを観て、それから薬を飲ませて歯を磨いた。どうしても下の歯の内側を磨かせてくれないので私も必死になって「磨かせてよ」と行って頼んだが、暴れていた。

 

暗くすると意外におとなしく「あっこ」「ぞーしゃん、ちゃーちゃん、ぱんさん、きいろかえる、ダック(ドナルドダックのぬいぐるみ、みっきまうす」というので渡してから膝の上にのせて毛布を掛けた。すると目を開けてはいるものの、ちょっと眠そうになった。

眠そうになったところで夫が帰宅してきた。あっこを終わらせようとして枕の上に子供の頭を置いたら「あっこ、終わる、ヤヤ」と難しい文をを言うので、感心した。そして抱っこしなおした。

 

うとうとしたくらいで、枕にそっと置くと、目を開けておしゃべりしはじめたものの、そのまま寝ることにしたらしくて、寝た。