c71は生きている

荒いまま思ったことをしがらみなく推敲しないで書く

パイねい(パンない)と言って起きてきた子

 

朝起きて「パンネイ」と言ってふらふらと食卓に歩いて行った。それから「にゅにゅーねい」と牛乳を催促していた。

 

夜には、せらけいこさんのお化けの絵本を読んだ。

 

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)

  • 作者:せな けいこ
  • 発売日: 1969/11/20
  • メディア: ハードカバー
 

今までは、ふくろうとみみずくのページが好きで指さしては「ほうほう」と言って鳴いていたのだけれど、今日は、おばけにおなりのところで、子供の足がお化けになっていること、おばけに足がないことに気づいて、「しっぽしっぽ」とびっくりしながら指さしていた。この絵本はすごく受けている。口に手を当てて、目を丸くしながらげらげら読む。自分が寝ないことを悪いとわかっていて面白がっているのだろう。

 悪さをするときすごく生き生きしている。ちょっとした悪さならこっちも受け止める余裕がある。

 

たこを食べさせようとしたら口に両手を当てて「ねい(ない)」と言って逃げて行ってしまった。 

 

夕食が終わって、疲れ切ってしまって、脳をマヒさせるためにスマホを見ていたら、よーよーよーびーがーん(みかんくれ)といってぺっとスマホを叩き落した。

ご飯は食べなかったのに。

寝ようとして、シーツを引いていたらシーツの下に潜り込んで隠れていた。

丸見えなんだけど「あれー?いなーい」と言って探すふりをすると、げはげは笑ってくれるので、頭をなでてくすぐる。そうするとより一層げはげは言いながら転がるので、シーツを引っぺがした。

夜八時半から寝かしてつけていたのに、お昼寝もしていないのに、目がさえていたらしく、全然寝なかった。

そして、おもむろに靴下を取り出して、一人で履いていた。靴下を一人で履くのは生まれて初めてのことだったから、思わずほめた。

そしたら「ないた(履いた)」と言って自慢していた。やっぱり鼻の下を伸ばしていた。

片方は履けたものの、もう片方は履けなくて、「ん!」と言って、靴下を渡してきたので履かせてやったらべがべが笑っていた。

 

足の裏に唇を当てて、ぶーっと音を立てるのをよくやるのだけれど、それを腕にやり返されてとてもくすぐったかった。

それで、おならを連想したのか、おならの絵本をもってきて「くしゃいくしゃい」と言って鼻をつまんでいた。小さな鼻で、私の指でつまむと人差し指の第一関節の半分くらいしかない。

 

おなら (かがくのとも絵本)

おなら (かがくのとも絵本)

  • 作者:長 新太
  • 発売日: 1983/08/20
  • メディア: 大型本
 

 絵本を読んで欲しがって「ママあーゆー?」と言っていた。これはAre youではなくて、「やる?」くらいの意味だと思う。

 

そんな風に絵本をずっと持ってくるばかりで、十時になっても寝ない。うちではそういうことを「ねむハイ」と呼んでいる。おねむでハイテンションだからねむハイ。

あまりにも寝ないのであきらめて大人たちが寝ようとしていたら「ねんねない、ねんねちごう」と布団に潜り込んで腕に頭をのせてごろんとした。ずっと「ねんねない、ねんねちがう」と泣いてそして寝た。

 

 

パーイ (パン)

いってらっしゃい

ねい (ない)