c71は生きている

荒いまま思ったことをしがらみなく推敲しないで書く

咲いた咲いたチューリップの花が

少し前に、チューリップが生えていると、子供は必ず立ち止まって、咲いた咲いたーチューリップの花が、とうたっていてかわいかった。

手も付けて。首を左右にかしげながら歌っていた。

 

保育園の花壇で、冬からずっとチューリップが咲くのを楽しみにしていて、芽も出る前から通りかかるたびにチューリップの歌を歌っていたのだけど、自粛のために、鼻を見ることは叶わなかった。

登園した時に、花が切り取られているのを見て、愕然としていたそう。

 

朝、公園に行く途中に、チューリップが咲いていて、そこを通るのが楽しみだった。

道々で、猫じゃらしが生えていたらそれを採ったり、採ったねこじゃらしで「こしょこしょ」とくすぐる真似をするのでこちらも「くしゅぐったいよ」とくすぐったいから笑うみたいな真似をしていた。

 

コロナがやっぱり怖くて、この子と引き離されたら生きていけないと思いながら、運動不足もよくないと思って、朝に人気のない公園に遊びに行っていた。

誰もいないので、つまらない様子で、すぐ「けーえゆ(帰る)」と言ったり、また逆に「かえるのイヤヤ」と暴れるのを抱きかかえて、「帰ってジュース飲もう」と言い聞かせたりもした。

 

そのころはお手伝いにはまっていて、一緒にクッキーを作ったり、ゼリーを作ったりしていた。

クッキーは練るところや型抜きを一緒にやった。ゼリーは泡だて器でかんます(かきまぜる)ところをやってもらったりした。結構上手にやっていた。

 

こいのぼりをみて「ちゃかな」と袖を引いて教えてくれた。

今日は、絵の具で遊んだらしい。

寝る前に、飛び出す食べ物の絵本を握りしめて、おにーに(おにぎり)をつまむふりをして、私の口元までちっちゃな手を伸ばしたので、もぐもぐもぐと言って食べるふりをした。

そうすると嬉しそうに笑っていた。

今日は膝の中でずっとにこにこしながらはしゃいでいてなかなか寝なかったけれど、頭をなでていたらすやすやと寝た。

寝まいと足をバタバタしたり歌ったりして、なんとか眠らないように抵抗していたけれど、手から力が抜け、首を私の膝にもたれさせて、瞬きの速度がゆっくりになって、そして寝た。寝ると温かくなり、汗をかく。柔らかく温かい生き物。