c71は生きている

荒いまま思ったことをしがらみなく推敲しないで書く

頭がおかしいと思われること

頭がおかしいと思われると、話を聞いてもらえなくなる。
取り乱しててもそう思われる。 
でも取り乱さずにすむ経験しか持たない人が、なにかを決めようとするとき、その言葉はとても軽い。

わたしはいくつかの犯罪に遭い、何回か刑事裁判になったけど、加害者は全員男だった。
一人は再犯してたので網走にいった。
出所したらと怖くてひっこしした。けど、退院してから、気力がわかなくて、犯行の記憶が生々しい家から出ることができなかった。


通報してない犯罪もある。
つけられてトイレで口にちんこをつっこまれたり、電車で触られたり、ストーカーされたり、いくらなんでもいいたくないことをされたり。
最初の被害以降、解離してて、現実がわからなくなるくらいぼんやりしていたから、警戒していても、それがうまくいかなかったのだ。


こうした記憶を語り、「女性の定義を変えること」「セックスで分けられたスペースをジェンダーで分けることに変更すること」に抗おうとするとき、わたしは取り乱さずにはいられなかった。


もし、上記の二つがかなえば、今まで性犯罪として扱われたことが、そうではなくなる。
仮定の話をすると
今は、法律上女性は女性を強姦できない。
でも、トランス女性が女性です(これには、tsは含まれず、tvまでは含まれるようだ)になれば、ぺニスをもつ女性がレイプをしても罪にとえなくなる。
法律が変わるから。

女性が父になる。男性が出産する。これも起こりうる。

今は、女性のセーフティスペースに、男性が入れば、通報することにためらう余地は少ない。
けれど、そうじゃなくなる。
ドクター差別もレノンもトランス女性を名乗ってた。
他の性犯罪者がおもいつかないはずがないし、今も女湯チャレンジだってある。現在は彼らはちゃんと捕まっているけど、トランス女性は女性です、なら、彼らが女性のセーフティスペースに入っても、悪いことはひとつもなくなる。


わたしに穴があることを教えたのは、男の暴力だった。それまでわたしは自分の穴を知らなかったし、ましてや、なにかを突っ込むためのものだとも知らなかった。


男とはそうした経験に怯えず、心配もせず、暮らしてこの分のエネルギーで、他のことができるらしい。今ある彼らの地位は、もしかしたら、差別や暴力がなけれぱ女性のものだったかもしれない。
知的な職業のあなたのポストは、あなたの頑張りの成果ではなく、下駄をはいていたからと思えれば、女性にたいして謙虚になれるのではないだろうか。


あのころのわたしには妊娠する能力があるかなんてわからなかった。
けど、「妊娠可能な身体」の持ち主だったから、男からの暴力を受けた。
わたしが自分をどんなふうな人間だと考えてるかは関係なかった。
わたしは、「妊娠可能な身体」だと思われたから、就職で差別された。結婚しますか?妊娠しますか?と。育休とるつもりですか?うちではとる人いないんですよ。
エンジニアは女の人はとってないんで。営業でなら一人いますけど?ってね。


わたしが自分の穴を知ったときの髪型は、ソフトモヒカンで、オレンジ色に染めていて、服はハーフパンツとTシャツだった。


あなたにも穴がある、突っ込まれることもあるから心配した方がいいといえば、それはホモフォビアと。
自分のこととして、わたしと同じように、同じ土俵で、性犯罪に、怯えてほしかったんだけどね。

恐怖を語ることが差別になるなら、今までのミートゥも、サバイバーの経験のシェアによる生き延びも、全否定だ。
それならどうやって生きていけるだろう?
語ることが、わたしを生かしてきたのに。


わたしが恐怖を語ることは、女性の定義を変えることに反対するためでもある。


でも、サバイバーたちが語ることと、トランス女性の女性のセーフスペースの使い方とが!なんの関係があるかわからないのは、性犯罪について、骨身に染みるほどは考えてないからだ。


トランスジェンダーの権利と、サバイバーの命を比較すると、後者の方が軽いと、そういう選択をした人はとても多くて、その事実にうっかり死にそうになる。


幸か不幸か、抑鬱とインフルエンザで、しかも子も38.8度で、行動力がないから、死なないけど。
でも、今夜はきっととても長い。


性犯罪にあうと、頭がおかしいといわれるような言動をとる。


わたしは年末から、ターフは外出するなと言われて、2ヶ月外出できなかった。
病院行け、虐殺者、扇動者、といわれて、混乱したけれど、わたしは、弱者に少しでも安全な世界を残したい。病気がとても悪くて、3ヶ月寝込んでた。
 
普通の男は、男性のトイレにいく。
じゃあ、女性のトイレに入りたがる男は危険だ。
トランスジェンダー(tvも含む)が女性のセーフスペースに入ることを公に認められたら、その危険な男に大義名分を与えることになる。


性犯罪とトランスジェンダーの問題の何が関係があるかわからないって、なぜ?
こんなに関係があるのに。


女装を楽しむ男性と服の話をするのも楽しいし、メイクを楽しむ男性と交際したこともあるよ。ふたり。別に女性の文化を楽しんだからって、文化の盗用とはいわない。楽しんでほしい。
トランスジェンダーのひとも、就労差別や、ほかの差別に遭わないですむといいと思ってる。 
けど、脅かさないでほしい。
取り乱す女性を嘲笑しないでほしい。
それぞれの歴史がある。イージーモードじゃない。
女性の人生をイージーだと思うなら、そこにはリスペクトも理解もない。
リスペクトがない相手になりたがることがよくわからない。それは、女性の表層を真似てるだけだと思う。

女性が、トランスジェンダー、とくにトランス女性に理解を示したがったのは、自分たちの生い立ちから、共感できることを探して、自分に近づけて考えたからだ。共に戦えると信じて。

わたしにとって、女はイージーモード、とトランスジェンダーの女性がいったことから、この問題は始まってる。